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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル35巻4号

2001年04月発行

文献概要

プログレス

痴呆症の運動療法

著者: 白石浩1 友田宏幸1 田北昌史1 長尾哲彦1 岡田昌弘1

所属機関: 1今津赤十字病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.290 - P.293

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はじめに

 昨年厚生省から発表された「平成11年老人保健施設調査の概況」によると,老人保健施設の入所者のうち痴呆症状が認められる人の割合は85.7%であったという.ちなみに特別養護老人ホーム入所者のそれは80.5%であり,ともに入所者の80%以上が痴呆症状を有しているという状況である(図1).痴呆症状のある高齢者では寝たきりの割合も高くなっており,QOL維持のために理学療法士が果たすべき役割は重要であるといえる.

 本稿では,痴呆患者の移動能力障害を中心に,最近のトピックも含めて,その運動療法について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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