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プログレス
高齢者転倒の研究・評価・予防―最近の動向
著者: 新小田幸一12 大峯三郎1 蜂須賀研二3 加藤了三4 山下忠4
所属機関: 1産業医科大学病院リハビリテーション部 2広島大学医学部保健学科 3産業医科大学病院リハビリテーション医学教室 4九州工業大学工学部
ページ範囲:P.424 - P.426
文献購入ページに移動Tinettiら1)を始めとして,多くの研究者による高齢者転倒に関する報告がある.高齢者は転倒により骨折しやすく,転倒後は諸々の動作について自信を失って行動範囲が限定され,結果的に体力の低下をきたしたり,最悪の場合は寝たきり状態になってしまうことも多い.この問題に対する関心の深さは,日本理学療法士学会での関連演題数の増加や,各種の学会で取り上げられるセッションテーマの多さに反映されている2-5).本稿では,高齢者の転倒に関する評価法とそれらを用いた研究結果,ならびに転倒予防をめぐる最近の動向を紹介する.
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