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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル35巻9号

2001年09月発行

文献概要

とびら

“Doing”だけでなく“Being”にも

著者: 斎藤功1

所属機関: 1羽後町立羽後病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.603 - P.603

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 理学療法士になって15年が過ぎた.しかし,自分はまだ“ヒヨッコ”の域を出てはないと感じている.未だに自分のライフワークとして一番関心のあるものは何なのか,何を目指すべきなのかが実感として湧いてこない.昨今よく目にするキーワードとしてアイデンティティーやジェネラリスト,スペシャリストなどがある.理学療法士は何ができるのか,社会に対して何をしていくべきなのか,私にはテーマが大きすぎて考えもつかない.ましてや田舎の一般病院に勤務する私にとって,スペシャリストは程遠く,ジェネラリストと呼べるほど色々なことも知らず,経験できるものにも制限がつきまとうと感じている.

 私は仕事で気になる分野は一応はかじってみる.そして,自分なりに理解するまで没頭する.没頭しているときはいつでも楽しくなって,次から次へと興味が湧いてくる.しかし,私の最大の欠点が熱しやすく冷めやすいという性格であるため長続きはせず,最終的には自分のものにはならずに何事も中途半端で終わってしまっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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