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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル36巻1号

2002年01月発行

文献概要

書評

―奈良勲(監)/高橋正明(編)―臨床動作分析(標準理学療法学・専門分野)

著者: 山中正紀1

所属機関: 1北海道大学医療技術短期大学部理学療法学科

ページ範囲:P.65 - P.65

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 私は講義のはじめに教科書あるいは参考書を何種類か紹介することにしている.私が担当している講義のなかの1つに「臨床運動学」があり,動作分析を主体として教授している.しかし,他の講義のように「教科書」や参考書を紹介することができなかった.動作分析あるいは病態運動学といった観点からまとめられた成書がなかったからである.

 動作分析は運動を取り扱う理学療法において最も重要である.動作分析をすることによって対象となる患者の何が問題でどこに原因があるのかを推論し,方針が決定され,理学療法プログラムが立案される.しかし,編集者も述べているが養成教育においてはその習得が最も困難なものの1つで,学生も教師も難渋しているのが現状である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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