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1ページ講座 理学療法用語~正しい意味がわかりますか?
運動イメージ
著者: 宮本省三1
所属機関: 1高知医療学院理学療法学科
ページ範囲:P.780 - P.780
文献購入ページに移動 スポーツ選手や音楽家は,技術や巧緻性を向上させるために運動のイメージトレーニングを取り入れている.理学療法においても運動機能回復を促進するためには運動イメージを想起させる必要がある.
運動イメージ(motor imagery)には,自分があたかも手足の関節を動かしているかのような「筋感覚イメージ(kinesthetic motor imagery/1人称による運動の筋感覚表象)」と,誰かが運動しているのを見ているような「視覚イメージ(visuo-motor imagery/3人称による運動の視空間表象)」とがある.目を閉じて,野球のバットを手に持っている自分が,飛んでくるボールを打つ瞬間を想像してみよう.動いている身体を感じることができれば,それが筋感覚イメージである.次にピッチャーがボールを投げてくる姿を想像してみよう.そのフォームが見えたら,それが視覚イメージである.
運動イメージ(motor imagery)には,自分があたかも手足の関節を動かしているかのような「筋感覚イメージ(kinesthetic motor imagery/1人称による運動の筋感覚表象)」と,誰かが運動しているのを見ているような「視覚イメージ(visuo-motor imagery/3人称による運動の視空間表象)」とがある.目を閉じて,野球のバットを手に持っている自分が,飛んでくるボールを打つ瞬間を想像してみよう.動いている身体を感じることができれば,それが筋感覚イメージである.次にピッチャーがボールを投げてくる姿を想像してみよう.そのフォームが見えたら,それが視覚イメージである.
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