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文献概要
講座 理学療法の倫理・1
インフォームド・コンセントとクライエント中心医療
著者: 岡本珠代1
所属機関: 1広島県立保健福祉大学
ページ範囲:P.793 - P.797
文献購入ページに移動 1.はじめに
理学療法士(以下,PT)は,義肢装具など先端的な医科学技術も活用してクライエントの身体機能回復を援助するリハビリテーション専門医療職であり,現代医療に共通の生命・医療倫理を他の医療職と共有する.医療職共通の現代医療倫理の出発点は,クライエントの意向を重んじた納得のいく医療を実現しようとするインフォームド・コンセントの概念でもあり,実践の指導理念でもある.同時にまた,専門職としてのPTは,その誇りと献身を支える倫理を理学療法士協会の倫理規定の中で持っている.本論では,専門職が倫理原理に従って実践する重要性を考えてみたい.
理学療法士(以下,PT)は,義肢装具など先端的な医科学技術も活用してクライエントの身体機能回復を援助するリハビリテーション専門医療職であり,現代医療に共通の生命・医療倫理を他の医療職と共有する.医療職共通の現代医療倫理の出発点は,クライエントの意向を重んじた納得のいく医療を実現しようとするインフォームド・コンセントの概念でもあり,実践の指導理念でもある.同時にまた,専門職としてのPTは,その誇りと献身を支える倫理を理学療法士協会の倫理規定の中で持っている.本論では,専門職が倫理原理に従って実践する重要性を考えてみたい.
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