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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル36巻2号

2002年02月発行

文献概要

特集 理学療法に関わる整形外科の最新知見

肩関節治療と理学療法

著者: 井手淳二1 福本和仁2

所属機関: 1熊本大学医学部附属病院整形外科 2熊本大学医学部附属病院理学療法部

ページ範囲:P.81 - P.87

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 近年,QOLが重視されるようになり,肩関節疾患の治療においてもスポーツ傷害など高い肩関節機能の維持と獲得が要求されるようになった.これに呼応して最小侵襲手術が推奨される昨今,鏡視下手術が盛んに行われるようになった.また,デイサージャリー(Day Surgery)に対応する試みにも鏡視下手術が貢献している.

 リハビリテーションも,これに伴い変遷した点もある.術後早期他動運動の基本概念は変わっていないが,鏡視下手術により術後リハビリテーションがやりやすくなり,QOLを向上させる理想的リハビリテーションに近づいている.また,当科で独自に開発した肩用持続他動運動装置(continuous passive motion machine;以下CPM)がこれに貢献している.以下,代表的疾患と当院で行っている治療法を詳述する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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