icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル36巻7号

2002年07月発行

文献概要

特集 理学療法専門職の管理・運営とリーダーシップ

管理と運営の実践録

著者: 田中聡1

所属機関: 1香川医科大学医学部附属病院リハビリテーション部

ページ範囲:P.493 - P.497

文献購入ページに移動
はじめに

 多くの理学療法士(以下,PT)は臨床家を目指し病(医)院などに就職していると思われるが,経験年数が増してくると理学療法部門やリハビリテーション部門の組織の中で責任者,管理者としての業務が増えてくることは事実である.筆者が卒業した頃は一人職場で働くPTも多かったが,近年ではPT数が10人以上の施設も珍しくなく,同時に作業療法士(以下,OT),言語聴覚士などと一緒に勤務しているPTも多い.理学療法白書20001)によると,1990年にPT常勤数が1~5名の施設の割合が72.7%と多数を占めていたが2000年には55.4%と減少している.一方,6~10人の職場は18.3%から27.9%に増加し,11~15人の職場も3.8%から8.6%とやはり増加している.

 今回本稿では理学療法部門は少人数であるが,大きな組織(特定機能病院)の中で勤務するPTとして職場管理と運営の実践について経験をもとに解説をする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?