icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル36巻8号

2002年08月発行

文献概要

特集 ファシリテーションは今

小児中枢神経疾患とファシリテーション

著者: 小塚直樹1 中野勝美2 横井裕一郎3

所属機関: 1札幌医科大学保健医療学部理学療法学科 2聖ヨゼフ整肢園 3北海道立札幌肢体不自由児総合療育センター

ページ範囲:P.588 - P.594

文献購入ページに移動
はじめに

 小児中枢神経疾患,特に脳性麻痺(以下,CP)に対するファシリテーション技術に関し,その特性,対象の違い,効果と限界について解説することが本稿の目的である.現在,わが国でCPに対して実施されているファシリテーション要素を含んだ運動療法を考えた場合,ボイタ法とボバースアプローチに二分していると考えて差し支えない.したがって今回はこの二つのテクニック中における促通要素に注目し,その理論を基盤とした理学療法アプローチを実施した症例を通して,臨床的論証(clinical evidence)を展開したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?