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とびら
4月1日の混乱
著者: 嶋田誠一郎1
所属機関: 1福井医科大学附属病院リハビリテーション部
ページ範囲:P.641 - P.641
文献購入ページに移動 3月31日,おおよそ今月の初めから始まった診療報酬改定の情報とその情報不足に振り回されてきたが,今日やっと手元に届いた白本を睨みつつも明朝からの現実の対応を危惧しながら,その合間にこの原稿に臨んでいる.たぶん,今この時期,日本中の医療施設において,4月1日から始まる診療報酬改定への対応に頭を悩ませているのだろう.おそらく,この駄文が「とびら」を飾る頃にはこの混乱も過去のものとなっているのであろう.理学療法士になってから17年,診療報酬における理学療法は,ほとんどその体系は変わりもせず,診療報酬の中で薬価などが下がる中でも微増を続け,それが当たり前のように感じていた(おそらく先輩諸兄も同じでは?).
理学療法士1人当たり1日複雑12人の枠が1日18単位となった点のみでみると,単純に言って25%前後の減収である.なんとか減収を最低限にするにはどうすればよいかを少ない情報の中で考え,一方で明日からの改定に伴う算定方法の変更への対応や諸書類の変更に追われてきた月末であった.
理学療法士1人当たり1日複雑12人の枠が1日18単位となった点のみでみると,単純に言って25%前後の減収である.なんとか減収を最低限にするにはどうすればよいかを少ない情報の中で考え,一方で明日からの改定に伴う算定方法の変更への対応や諸書類の変更に追われてきた月末であった.
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