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特集 新しい下肢装具
ポリオ後症候群に対する下肢装具と理学療法
著者: 佐古めぐみ1 横串算敏2
所属機関: 1北海道立札幌肢体不自由児総合療育センター 2札幌医科大学リハビリテーション部
ページ範囲:P.667 - P.672
文献購入ページに移動ポリオ罹患後に数10年の症状安定期を経て,新たな筋疲労,筋萎縮,疼痛が現われ日常生活に障害をもたらすことがある.新たに出現した多彩な心身の症状は,ポリオ後症候群(post-polio syndrome,以下,PPS)として知られている.本邦における調査では,PPSは下肢麻痺がある患者に多く,特に移動に関係する日常生活動作に障害が見られることが明らかにされている1).PPSを有する患者に対しては,その病態に応じた装具,理学療法の処方が必要になる.本論文では,本邦におけるポリオ罹患の歴史とPPSの病態について概説し,ポリオ後症候群を持つ患者に対する下肢装具の処方,理学療法を行う際の注意点について述べる.
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