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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル37巻1号

2003年01月発行

文献概要

1ページ講座 理学療法用語~正しい意味がわかりますか?

EBP

著者: 小島肇1 黒川幸雄2

所属機関: 1聖路加国際病院リハビリテーション科 2新潟医療福祉大学医療技術学部理学療法学科

ページ範囲:P.45 - P.45

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 EBP(evidence-based practice)はEBM(evidence-based medicine)から生まれた派生語である.EBMという言葉は1991年にGuyattが初めて使用し,その後Sackettらのグループがその概念および方法論を整理,普及させたことから,1990年代後半に医療関係者に急速に浸透した1)

 EBMは「入手可能で最良の科学的根拠を把握した上で,個々の患者に特有の臨床状況と価値観に配慮した医療を行うための一連の行動指針」と定義されている2).すなわち,患者からの情報(patient preference)を十分把握し,論文などの外部の根拠(research evi-dence)で補完した臨床専門知識・技術(clinical exper-tise)を駆使して診療に当たる臨床問題解決手法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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