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1ページ講座 理学療法用語~正しい意味がわかりますか?
筋力増強
著者: 灰田信英1
所属機関: 1前・金沢大学医学部保健学科
ページ範囲:P.981 - P.981
文献購入ページに移動1.ヒトが発揮する筋力
ヒトの発揮することができる筋力は以下のような条件で決定される.つまり,筋線維はすべて脊髄からの運動神経の支配を受けており,さらに大脳からの支配を受けている.このとき,命令を受ける運動神経細胞の数は,大脳の興奮水準によって変化する.興奮する運動神経細胞の数の変化は,それによって支配され活動する筋線維の数の変化をもたらし,筋力が変化することになる.一方,筋線維は収縮特性から,遅筋線維と速筋線維に大別される.速筋線維は遅筋線維に比し発揮する張力は大きい.
すなわち,筋力を決定する要因は,機能的には大脳の興奮水準が,形態的には筋線維断面積,筋線維数,および筋線維タイプが関連する.
ヒトの発揮することができる筋力は以下のような条件で決定される.つまり,筋線維はすべて脊髄からの運動神経の支配を受けており,さらに大脳からの支配を受けている.このとき,命令を受ける運動神経細胞の数は,大脳の興奮水準によって変化する.興奮する運動神経細胞の数の変化は,それによって支配され活動する筋線維の数の変化をもたらし,筋力が変化することになる.一方,筋線維は収縮特性から,遅筋線維と速筋線維に大別される.速筋線維は遅筋線維に比し発揮する張力は大きい.
すなわち,筋力を決定する要因は,機能的には大脳の興奮水準が,形態的には筋線維断面積,筋線維数,および筋線維タイプが関連する.
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