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特集 整形外科疾患のクリティカルパス
変形性膝関節症のクリティカルパスの現状と課題
著者: 高家佳奈子1 林秀俊1 中野政弘1 高永康弘1 河原朋恵1 川村秀哉2 坂本央3
所属機関: 1九州厚生年金病院リハビリテーション室 2九州厚生年金病院整形外科 3九州厚生年金病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.89 - P.95
文献購入ページに移動変形性膝関節症
変形性膝関節症は,45歳頃より徐々に増加し,60歳以上の約50%以上が罹患しており,男女比は1:4で女性に多く発症する.病理学的には,関節軟骨の変性に伴う摩耗,軟骨下骨組織の硬化,骨棘形成,および骨嚢腫が特徴とされる疾患である.原因によって一次性と二次性に分けられる.一次性は原因が明らかでないものであるが,病因論として,加齢,肥満,筋力低下などが関与すると言われている.二次性は骨折(関節内,関節外),感染症(化膿性関節炎など),膝内障(半月板損傷,靱帯損傷,骨壊死など)に続発するものである2).
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