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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル37巻3号

2003年03月発行

文献概要

1ページ講座 理学療法用語~正しい意味がわかりますか?

神経筋促通手技

著者: 吉元洋一1

所属機関: 1鹿児島大学医学部保健学科

ページ範囲:P.225 - P.225

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 神経筋促通手技(以下,促通手技)はfacilitation tech-niqueの邦訳で,神経生理学的アプローチ,神経発達学的アプローチ,神経筋再統合(教育)とも呼ばれる.促通という言葉が含まれているため,なんでも促通すればいいと考えがちであるが,実際は抑制(inhibition)も重要な因子である.そのため,促通の言葉の捉え方としては受容器への刺激(=促通)として理解すべきである.受容器に対する刺激法としてはRoodアプローチを参照してほしい1)

 促通手技には,neurodevelopmental approach(Bobath),neurophysiological approach(Brunnstrom),neuromus-cular reflex approach(Fay),proprioceptive neuromuscu-lar facilitation(Kabat),sensory-motor approach(Rood)など,種々の手技がある2)が,それらの共通点は下記のとおりである3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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