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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル37巻3号

2003年03月発行

文献概要

あんてな

第38回 日本理学療法学術大会の企画

著者: 大槻利夫1

所属機関: 1諏訪赤十字病院リハビリテーションセンター

ページ範囲:P.226 - P.227

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新緑がまぶしいさわやかな信州です

 1998年冬に全世界が注目し,多くの人々に感動を与えた冬季オリンピックとパラリンピック,その会場となったビッグハットで学術大会を開催します.私達長野県理学療法士会も選手村でトレーナー活動を行い,世界のアスリートとふれあいました.感動の舞台となった長野市は,古くから門前町として栄え,今もなおその町並みは歴史と伝統を感じさせます.おりしも大会期間中は,7年に1度の信州善光寺御開帳の期間でもあり,大勢の参拝者でにぎわっていることと思われます.また,周辺の飯綱高原,志賀高原,白馬といったオリンピック会場にもなった高原,あるいは松代,小布施などの歴史的町並みは,どこも新緑真っ盛りの季節であり,数ある山間の豊富な温泉とともに,大会参加者の心身を和ませてくれることと思われます.

長野大会のコンセプト

 Evidence-based physical therapy(EBPT)を総論,各論そして実践という3段階のながれで設定しました.それぞれの立場から現状と将来を講演あるいは報告していただき,「ここまでできている」「ここが問題なんだ」「これからはこうしたい,こうなる」など,空に浮かんだアドバルーンではなく,地に着いた具体的な討論を参加者と深めていただきたいと考えています.また,本大会は本分であります演題発表を重視しています.900題の演題発表を可能にしましたが大会日程はゆったりであれこれと多くを詰め込まず,演者が発表に集中できる環境を作りました.そして,夕方5時以降の催し物をできるだけ少なくしました.口述発表にはコンピュータプレゼンテーションを用意し,スライド作成の時間を省略できるようにしました.多くの演者がスライド作成にコンピュータを使用しているものと思われ,朗報ではないかと思っています.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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