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あんてな
“手作り”電子カルテの取り組み
著者: 米山優子1 倉田考徳1
所属機関: 1北原脳神経外科病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.432 - P.435
文献購入ページに移動 近年,医療事故に対するリスクマネジメントが盛んになり,各病院では,医療事故防止のためにいろいろなinformation technology(以下IT)システムを導入する動きが目立つようになりました.また,厚生労働省から1999年4月に“診療録等の電子媒体による保存について”の通達が,2001年12月には“保健医療分野の情報化にむけてのグランドデザインの策定”が発表され,ますます医療のIT化が進むこととなりました.
当院でも医療情報の共有化,業務の合理化やリスクマネジメントの観点から,これまでに様々なシステムを導入してきました(図1).まず,2000年6月にオーダリングシステムとイントラネット,院内メールを,2002年4月よりバーコードによる実施記録システムを,そして同年7月には,既製のソフトウェアを組み合わせることで,当院職員による低コストで使いやすい“手作り”の電子カルテシステムを開発・導入しました.
当院でも医療情報の共有化,業務の合理化やリスクマネジメントの観点から,これまでに様々なシステムを導入してきました(図1).まず,2000年6月にオーダリングシステムとイントラネット,院内メールを,2002年4月よりバーコードによる実施記録システムを,そして同年7月には,既製のソフトウェアを組み合わせることで,当院職員による低コストで使いやすい“手作り”の電子カルテシステムを開発・導入しました.
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