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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル37巻6号

2003年06月発行

文献概要

特集 “活動”水準を高める理学療法士の専門性

患者の“活動”水準の評価

著者: 中島由美1 橋本康子1 吉尾雅春2

所属機関: 1医療法人社団和風会橋本病院 2札幌医科大学保健医療学部理学療法学科

ページ範囲:P.475 - P.481

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 近年,理学療法士(以下PT)が日常生活活動(以下ADL)に携わる場面が多くなってきている.それは,回復期リハビリテーション病棟に代表されるPTの病棟リハビリテーションの推進からもいえることである.積極的に病棟をはじめとした生活場面に出て行き,PTとしての専門性をもったかかわりを身体機能回復のみでなくADLの中で行っていこうとする動きは,本来あるべき姿といえる.

 2001年に改定されたWHOによるICF1)の中では,“活動”を「個人による課題または行為の遂行のことである」と定義している.また「活動は,生活課題において,しばしば目的のあるやり方で個人が行う,心身機能の統合的活用を表す」とも記している.PTはその“活動”をどのように理解し,患者の“活動”をいかに評価するかを考えなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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