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特集 物理療法の効果
頸椎間歇牽引療法の効果
著者: 児玉直子1 坂口光晴1 岡本徹1 菅原仁1 中川仁1 金原一宏1 杉山善乃1 太箸俊宏1
所属機関: 1常葉学園医療専門学校
ページ範囲:P.575 - P.580
文献購入ページに移動牽引療法は理論的裏付けがなく,簡便さのみの容易な治療行為として漠然と長期的に行われているのが現状である.本来牽引療法は,医師による診察に加え,理学療法士が行う評価をもとに,患者の心因的要素をふまえたうえで牽引力・時間・姿勢などの設定がなされるべきであり,それにより最高の治療効果を得ることができる.牽引療法は理学療法領域において適応が多く,患者の中には症状が軽減したという者も少なくない.多くの病院や施設で牽引療法に携わる医療従事者は,その治療の効果と限界を知る必要がある.
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