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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル37巻7号

2003年07月発行

文献概要

1ページ講座 理学療法用語~正しい意味がわかりますか?

物理療法

著者: 嶋田智明1

所属機関: 1神戸大学医学部保健学科

ページ範囲:P.587 - P.587

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1.物理療法の概念と意義

 物理療法は,温熱,寒冷,電気,光線,あるいは浮力や牽引力などの外力をはじめとする様々な物理的ストレスに対する生体の反応を,主として筋・骨格系障害の治療に応用するもので,リハビリテーション医療の中では,運動療法と共に理学療法の両輪をなす治療法である.

 生体には外界からの侵襲による機能的あるいは器質的障害に対して,元の状態に戻ろうとする反応が存在し,これは生体の有する一種の自動制御機構と考えることができる.物理療法はこの自動制御機構に働きかけ,生体の有する自然回復力を賦活して,その治癒過程を助けることを大きな目的としている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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