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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル37巻7号

2003年07月発行

文献概要

症例報告

悪性リウマチによる大腿切断を受けた重複障害者の理学療法の経験

著者: 新博美1 吉村理2 村尾保1 松浦照男1 加藤美代子1

所属機関: 1広島県立身体障害者リハビリテーションセンター 2広島大学医学部保健学科

ページ範囲:P.612 - P.616

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 関節リウマチ(以下,RA)は,関節滑膜を病変の主座とする全身性炎症性疾患である.中でも血管炎の合併による関節外症状を呈する群は悪性リウマチ(以下,MRA)と呼ばれ,RAの中でも一般に死亡率が高く予後は不良1)と言われている.代表的な関節外症状である皮膚潰瘍,指趾壊疽は全体の68%と高頻度に認められる2)ため,下肢切断に至る例も少なくないと考えられるが,そのような重複障害例に関する報告はごく稀である.

 今回われわれは,MRAによる末梢血管障害により左大腿切断を受けた患者のリハビリテーション(以下,リハ)を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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