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文献概要
特集 脳卒中の理学療法の展開
脳卒中に対するスリングセラピー
著者: 山中善詞1
所属機関: 1ボバース記念病院リハビリテーション部
ページ範囲:P.647 - P.653
文献購入ページに移動 脳卒中に対するスリングセラピーは種々考えられる.個別治療では,試売されているNordisk Slingが理学療法ハンドブックなどに詳しく記載があるが1,2),主には腰痛を主あとする整形疾患を対象に記載されている.
今回は脳卒中患者用に主として使われるバランスハンガー(スリングハンガー)について紹介し,概要やその方法論,使い方を述べる.当院では一部個別治療,主に外来集団治療に用いている.麻痺した上下肢をセラピストや家族が抱えて運動介助するには4.5~10kg以上の介助負担がかかる.そのため,スリングで吊るすことは家族との自主練習においても負担を軽減することになる.家族にもできて簡単な操作で行えることが重要である.
今回は脳卒中患者用に主として使われるバランスハンガー(スリングハンガー)について紹介し,概要やその方法論,使い方を述べる.当院では一部個別治療,主に外来集団治療に用いている.麻痺した上下肢をセラピストや家族が抱えて運動介助するには4.5~10kg以上の介助負担がかかる.そのため,スリングで吊るすことは家族との自主練習においても負担を軽減することになる.家族にもできて簡単な操作で行えることが重要である.
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