icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル37巻8号

2003年08月発行

文献概要

特集 脳卒中の理学療法の展開

摩擦制動継手付短下肢装具の臨床応用

著者: 岩崎健次1 崔賢姫1 下浜幸代1 矢野光秋1 亀田英俊2

所属機関: 1東京都立豊島病院 2東京都立心身障害者福祉センター

ページ範囲:P.661 - P.666

文献購入ページに移動
 脳卒中や頭部外傷による片麻痺者は,労せずに歩いていたという事実と動作の記憶を有する.歩行に対する多様な価値観を認める理学療法士を片麻痺者の運動の質へと向かわせる1)背景には,片麻痺者本人の歩行に対する強い要望がある.

 短下肢装具(ankle-foot orthosis;以下AFO)は片麻痺者の価値観によっては歩行機能を向上する有用な道具である.歩行におけるAFOの目的は下肢機能の改善または代行である2).AFOの機構上,足関節の3次元の運動を制御することは難しく,一方向制御のために他の方向の運動を犠牲にすることが多い3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?