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特集 早期理学療法
脳卒中に対する急性期からの早期理学療法
著者: 松葉好子1 萩原章由1 今吉晃1 染谷涼子2 江連美奈3
所属機関: 1横浜市立脳血管医療センターリハビリテーション部 2横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター 3横浜市立港湾病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.739 - P.748
文献購入ページに移動脳卒中に対するリハは,早期開始が重要である1~4).急性期からの早期理学療法を行うためには,単に時間的に早期から開始するだけではなく,脳卒中の診断や治療に応じたリスク管理のもとで,適切に実施されなければならない.特に脳卒中の急性期には,血圧の変動と心拍数の不安定さを認めることが多く,また脳循環の自動調節能が破綻しているため,脳血流は血圧に依存している.したがって急性期からの早期理学療法を施行中には,脳血流の維持が重要であり,理学療法士は循環動態に対して配慮しなければならない.しかし,理学療法が急性期の血圧変動などに及ぼす影響について述べた報告は少ない.
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