icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル38巻1号

2004年01月発行

文献概要

特集 整形外科疾患に対する徒手的運動療法

上腕骨外側上顆炎に対する徒手的運動療法

著者: 鈴木克彦1

所属機関: 1山形県立保健医療大学理学療法学科

ページ範囲:P.31 - P.37

文献購入ページに移動
 上腕骨外側上顆炎(以下,外上顆炎)は,整形外科の外来診療でよくみられる疾患のひとつである.スポーツによる外上顆炎としてはテニスによるものが有名である.しかし,臨床では主婦,事務員,あるいは工員・農作業従事者など前腕の回旋や肘関節の屈伸を反復する職種に多い.発症年齢は男女共に40歳代が最も多い1)

 外上顆炎の病態に関しては数多くの説が報告されてきた.最近では上腕骨外側上顆(外側上顆)に付着する手関節伸筋腱(短橈側手根伸筋:ECRB,長橈側手根伸筋:ECRL,総指伸筋:EDC)の退行変性が40歳以降にみられ,脆弱化した腱付着部に無理な運動負荷が加わるために微細損傷や断裂を生ずる説が支持されつつある2~4)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら