icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル38巻1号

2004年01月発行

文献概要

報告

直線偏光近赤外線を用いた腰部交感神経節近傍照射の治療経験

著者: 水島健太郎1 梶家慎吾1 廣谷江理1 佐々木麻巳子1 長谷裕美1 木澤清行1 松本彰生1 謝典頴1

所属機関: 1鐘紡記念病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.69 - P.72

文献購入ページに移動
目的

 近年,直線偏光近赤外線を用いた交感神経節ブロックは,主としてペインクリニック領域における新しい治療法の一つとして脚光を浴びている.なかでも星状神経節近傍照射による星状神経節ブロックは,安全で簡便かつ効果的な治療法として報告されている1~3).しかし腰部交感神経節近傍照射による腰部交感神経節ブロックに関しては,同様の手技で実施可能であると紹介されてはいるものの,その効果や治療成績についての見解はいまだ不明である.

 われわれは,1999年より循環障害や神経障害などに起因する下肢症状に対する治療法として,直線偏光近赤外線治療器を用いた腰部交感神経節近傍照射(レーザー照射)を行ってきた.今回これらの症例の治療成績について調査し,レーザー照射の有効性を検討するとともに,その適応と限界について考察したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら