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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル38巻11号

2004年11月発行

文献概要

1ページ講座 理学療法関連用語~正しい意味がわかりますか?

超音波

著者: 藤井菜穂子1

所属機関: 1国際医療福祉大学理学療法学科

ページ範囲:P.947 - P.947

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 超音波技術開発のきっかけは,1912年に起きたイギリスの豪華客船タイタニック号氷山激突と1914年から始まった第一次大戦での潜水艦の軍事活動といわれる.その技術の始まりは水中探査技術(ソナー)であり,それは,現在でも魚群探知や海洋調査,大型船舶の接岸などにその威力を海で存分に発揮している.超音波技術の急速な進歩は,ソナーに限らず,工業・化学分野,医療分野などに応用範囲を広げ,われわれの生活においても,超音波歯ブラシや洗浄器など深く浸透している.特に最近,医療用診断装置の進歩は目覚しく,ここでは,それらを中心に,超音波(エコー)の定義や原理,応用について述べる.

1.超音波の定義

 一般に「人間の耳に聞こえないほどの周波数の高い音」を超音波と呼んでいる.平均的な可聴音は約20Hz~20kHzであり,周波数が20kHz以上の音波を超音波と定義している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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