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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル38巻11号

2004年11月発行

文献概要

理学療法の現場から

あなたは「ゆで蛙」?

著者: 舌間秀雄1

所属機関: 1産業医科大学病院リハビリテーション部

ページ範囲:P.948 - P.948

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 最近,私は当院の理学療法士(以下PT)ミーティングで「このご時世だから・・・」とよく言うようになった.どういうご時世なのであろうか.当院PT数は23年間6名で変わらないが,このご時世に対応すべく最近行った当院のPT体制の変更について少し紹介をさせていただく.

 私は当院に勤めて23年になるが,勤め始めた当初は,入院患者の入院予定期間は3か月であった.しかし,その症状や状況により実際は6か月や1年入院していたという患者も珍しいことではなく,そのころはそういうご時世であった.ところが,高齢化が急速に進んでいる現在,わが国の医療経済状態の切迫は,病院の機能分化や在院日数短縮の推進,さらに医療保険による病院診療から,介護保険を導入しての在宅介護へと政策が変化した.そのため特定機能病院である当院においては,リハビリテーション(以下,リハ)対象患者が慢性期外来患者から急性期入院患者へとシフトすることを余儀なくされ,その対策の一つとして,今年の春からリハ部門システムによる外来患者の完全予約制を導入した来院日の規定が始まった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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