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文献抄録
片側の全人工股関節置換術後の歩行時動的安定性
著者: 鈴木由佳理1
所属機関: 1藤田保健衛生大学リハビリテーション専門学校
ページ範囲:P.1076 - P.1076
文献購入ページに移動 目的:多くの研究は歩行時の前後方向での動的安定性を調べているが,側方方向はしばしば転倒が起こりうる方向であるように,変化の限られた証拠が側方方向での重心にある.そこで本研究は側方方向に焦点をあて,健常人と片側の全人工股関節置換術患者(以下,THA患者)の歩行時の動的安定性について調べることを目的とした.
対象・方法:対象は健常老人16名(平均年齢74.0±5.7歳,平均体重161.4±11.8cm,平均体重70.1±15.7kg)とTHA患者16名(平均年齢70.9±4.2歳,平均体重165.6±8.7cm,平均体重74.6±16.3kg)であり,全員独歩のものとした.方法は,普段歩いている速度にて,30フィートの歩行路を10回歩かせた.その際,被験者の身体27か所にマーカーを貼付し,6台の赤外線カメラを用いて三次元情報を収集した.また靴の踵にフットスイッチを貼付した.データ処理には10回の計測のうち3回を使用し,歩行速度,片脚支持(以下SLS)の動的安定性,SLS相違点数,SLS時間,両脚支持(以下DLS)の動的安定性,DLS相違点数,DLS時間の平均値を算出し,健常老人とTHA患者の比較を行った.
対象・方法:対象は健常老人16名(平均年齢74.0±5.7歳,平均体重161.4±11.8cm,平均体重70.1±15.7kg)とTHA患者16名(平均年齢70.9±4.2歳,平均体重165.6±8.7cm,平均体重74.6±16.3kg)であり,全員独歩のものとした.方法は,普段歩いている速度にて,30フィートの歩行路を10回歩かせた.その際,被験者の身体27か所にマーカーを貼付し,6台の赤外線カメラを用いて三次元情報を収集した.また靴の踵にフットスイッチを貼付した.データ処理には10回の計測のうち3回を使用し,歩行速度,片脚支持(以下SLS)の動的安定性,SLS相違点数,SLS時間,両脚支持(以下DLS)の動的安定性,DLS相違点数,DLS時間の平均値を算出し,健常老人とTHA患者の比較を行った.
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