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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル38巻2号

2004年02月発行

文献概要

とびら

ヨガから得た理学療法知識

著者: 大羽明美1

所属機関: 1安曇総合病院

ページ範囲:P.79 - P.79

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 世の中最近ヨガブームである.そのおかげで,私は長野のある田舎に住んでいるが(田舎でもヨガ教室は開かれている),ふとしたことがきっかけでヨガ教室へ通い始めた.といっても,私たちの教室はジャージにトレーナー,思い思いのカラフルなバスタオルといった光景の同好会である.

 私はヨガを深く語れるほど習得したわけではないし,また理学療法に関してもしかりであるが,ヨガと理学療法はどこかで共通する考え方を持っているように思う.ヨガでは,内在筋と外在筋の存在を意識しバランスをとったり,四肢を動かすために体幹の動きを出したりする.これは,まさに理学療法的考え方である.違いを分けるとすると,理学療法は解剖学・生理学・運動学などの医学的知識から関わり,ヨガは本人が自分自身の体の状況をどう感じとるか(感覚的なもの?)によるところであろうと思う.といっても,これは私が勝手に思うことであるので,ヨガの先生方はきちんと体を勉強しているのかもしれませんが….

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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