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特集 難病の理学療法
全身性エリテマトーデスの理学療法
著者: 堀享一1
所属機関: 1北海道大学病院リハビリテーション部
ページ範囲:P.109 - P.114
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全身性エリテマトーデス(systemic lupus ery-thematosus;SLE)は,細胞核成分に対する抗体産生と多様な臨床症状の発現を特徴とする自己免疫疾患である.SLEの自己免疫機構や症状の多様性・活動性に対する研究も行われているが,詳細は不明な点が残されている1,2).
SLEは,主に若い女性に好発する疾患で,罹患率は15~40歳が最も高く,その男女比はおよそ1対5または1対10といわれている.小児および高齢者での発症では男女比が1対2と低下することから,発症機序におけるホルモン環境の重要性が示唆されている1).
全身性エリテマトーデス(systemic lupus ery-thematosus;SLE)は,細胞核成分に対する抗体産生と多様な臨床症状の発現を特徴とする自己免疫疾患である.SLEの自己免疫機構や症状の多様性・活動性に対する研究も行われているが,詳細は不明な点が残されている1,2).
SLEは,主に若い女性に好発する疾患で,罹患率は15~40歳が最も高く,その男女比はおよそ1対5または1対10といわれている.小児および高齢者での発症では男女比が1対2と低下することから,発症機序におけるホルモン環境の重要性が示唆されている1).
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