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特集 物理療法の鎮痛作用
電流知覚閾値を用いた疼痛評価機器の臨床応用―ニューロメーターの実際と課題
著者: 伊藤義広1
所属機関: 1広島大学病院診療支援部リハビリテーション部門
ページ範囲:P.189 - P.195
文献購入ページに移動疼痛刺激は受容器への侵害刺激としてはじまり知覚神経を経由して体性感覚野で認知される.知覚神経の機能は表11)のとおりAβ線維,Aδ線維,C線維に分けられている.この知覚神経の機能を日常臨床で客観的かつ簡便に評価できれば,疼痛評価としての意義は大きい.そこで本稿ではAβ線維,Aδ線維,C線維それぞれの電流知覚閾値(current perception threshold:CPT)を測定する検査とその具体的な実施例を紹介し,理学療法の疼痛評価手段としての臨床的な意義について述べる.
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