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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル38巻3号

2004年03月発行

文献概要

入門講座 スポーツ理学療法 ➌

打撲・肉離れに対するスポーツ理学療法

著者: 宮村司1

所属機関: 1ヤマハフットボールクラブジュビロ磐田強化部

ページ範囲:P.207 - P.215

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 打撲・肉離れはスポーツフィールドにおいて最も多発するスポーツ外傷である.サッカー,ラグビーなどのコンタクトスポーツでは,プレーヤー同士の足,膝,腰による衝突で生じる打撲が見られ,特に相手プレーヤーの膝が大腿四頭筋を直撃する筋挫傷(charleyhorse)はコンタクトタイプの代表的な急性軟部組織損傷である.また急性軟部組織損傷のなかで,対人によるコンタクトを受けないノンコンタクトタイプとして,ダッシュやカッティング,ジャンプなど急激なスピード変化による動作変換で筋線維の一部の断裂,あるいは筋膜の断裂などが原因となる肉離れがある.

 今回のスポーツ理学療法については,明らかに筋の断端を触れるような筋断裂についてはその対象としない1~3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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