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とびら
「ありがた期リハビリテーション」を目指して
著者: 辻下守弘1
所属機関: 1広島県立保健福祉大学保健福祉学部理学療法学科
ページ範囲:P.429 - P.429
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発達心理学者のエリクソン(1902~1994)は,人生を8つのライフサイクルに区分し,人間は生まれてから死ぬまで発達し続けると考えた.各ライフサイクルにはそれぞれ取り組むべき課題があり,人生の最終段階である老年期の課題は,「自分の人生を自分の責任として受け容れる」ことである.それは,自分の人生は愛すべき大切なものだと認め,その人生を築き上げたのは自分の責任だと受け容れることに他ならない.自分の人生を愛するということは,その人生に関わるすべてのものを愛しみ感謝することである.そう考えると,すべてのものに対して「ありがたい」と合掌するお年寄りの行動は,人生最後の難題を解決したことの証だといえる.
発達心理学者のエリクソン(1902~1994)は,人生を8つのライフサイクルに区分し,人間は生まれてから死ぬまで発達し続けると考えた.各ライフサイクルにはそれぞれ取り組むべき課題があり,人生の最終段階である老年期の課題は,「自分の人生を自分の責任として受け容れる」ことである.それは,自分の人生は愛すべき大切なものだと認め,その人生を築き上げたのは自分の責任だと受け容れることに他ならない.自分の人生を愛するということは,その人生に関わるすべてのものを愛しみ感謝することである.そう考えると,すべてのものに対して「ありがたい」と合掌するお年寄りの行動は,人生最後の難題を解決したことの証だといえる.
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