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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル38巻6号

2004年06月発行

文献概要

講座 理学療法における標準(値)・2

移動動作と下肢機能

著者: 小松泰喜1 上岡洋晴2 岡田真平2 武藤芳照3

所属機関: 1東京厚生年金病院リハビリテーション科 2身体教育医学研究所 3東京大学大学院身体教育学講座

ページ範囲:P.491 - P.499

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 高齢者にとって移動動作やそれに伴う下肢機能は,日常生活に直結し,寝たきりなどの「介護予防」の重要なキーワードとなっている.特に移動が不可能となることは,アリストテレスの言う“Life is Motion”からかけ離れ,高齢者にとっては生活上の「死」をイメージするといっても過言ではない.

 また,昨今の介護予防事業の普及から,高齢者に対する機能評価の重要性が問われる時代となり,正確で簡便な評価手段の開発が以前にも増して必要とされている.さらに,高齢者にとって生活実感に即したわかりやすい表現を使用し,ひいてはその後の介入へのモチベーションが継続でき,コンプライアンスに必要な情報を提供することが,有効な「介護予防」に結びつくと考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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