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文献抄録
異なる静止立位姿勢での両上肢屈曲に伴う姿勢筋の先行活動
著者: 鈴木由佳理1
所属機関: 1藤田保健衛生大学リハビリテーション専門学校
ページ範囲:P.508 - P.508
文献購入ページに移動 多くの先行研究では急速に上肢を動かすとき,立位姿勢を制御する下肢や体幹の姿勢筋の活動が先行するといわれている.最初にとっていた立位姿勢による両上肢を自分のペースで挙げたときの姿勢筋の先行活動タイミングの変化と大きさについて調査した.
・方法:対象は健常成人109名.静止立位時の前後方向における足底圧(CFP)位置に従い,10名ずつの3グループ(後方,中間,前方)に分けた.なおCFP位置は床反力計(WAMI,WA1001)を使用して総足長と関連させ踵からの距離を測定し,48%以上を後方グループ,38~48%を中間グループ,38%以下を前方グループとした.被検筋は左側のヒラメ筋,前脛骨筋,大腿二頭筋,大腿直筋,脊柱起立筋,腹直筋,三角筋前部線維とし,電極は表面筋電図を用い3cm間隔で貼付した.被検者には裸足にて,握り棒(長さ40cm,重量68g)を大転子にわずかに触れる位置で肘伸展位にて保持させ,発光ダイオードによるON信号から3秒以内に自分のペースで上肢挙上し,OFF信号まで水平位に保持するよう指示した.
・方法:対象は健常成人109名.静止立位時の前後方向における足底圧(CFP)位置に従い,10名ずつの3グループ(後方,中間,前方)に分けた.なおCFP位置は床反力計(WAMI,WA1001)を使用して総足長と関連させ踵からの距離を測定し,48%以上を後方グループ,38~48%を中間グループ,38%以下を前方グループとした.被検筋は左側のヒラメ筋,前脛骨筋,大腿二頭筋,大腿直筋,脊柱起立筋,腹直筋,三角筋前部線維とし,電極は表面筋電図を用い3cm間隔で貼付した.被検者には裸足にて,握り棒(長さ40cm,重量68g)を大転子にわずかに触れる位置で肘伸展位にて保持させ,発光ダイオードによるON信号から3秒以内に自分のペースで上肢挙上し,OFF信号まで水平位に保持するよう指示した.
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