文献詳細
文献概要
特集 生活機能向上のための理学療法
生活機能と理学療法
著者: 備酒伸彦1
所属機関: 1兵庫県但島県民局但島長寿の郷
ページ範囲:P.517 - P.522
文献購入ページに移動 そもそも生活とは何なのか.
生活という言葉の意味を,広辞苑は「生存して活動すること.生きながらえること」としている.大辞林では「暮らしていること.暮らしていくこと.暮らし」である.
なるほど,生きて暮らすことが生活なのかと感慨深く思い,人様の生活にかかわるという仕事の重大さを改めて感じながら,「生活機能向上のための理学療法」という遠大なテーマに向かって筆を進めていくことにする.
さて,人の生活にかかわると言っても,理学療法士によってそのかかわり方は様々だろう.最先端の科学研究の場にある人,医療のまっただ中にいる人,保健や福祉の現場にある人,行政の机に向かっている人.このような理学療法士の誰もが人の生活機能の向上を願っていることは間違いないことである.ただその手法が異なるために,ときとして,理学療法士同士でありながら,連携がうまくいっていないこともあるように思う.
そこで本論では,まずはじめにADL(activities of daily living)について考えることを通して,異なる立場の理学療法士であっても誰もが人の生活にかかわっていることを再認識したうえで,具体的に生活機能向上のための理学療法について考えていくことにする.
生活という言葉の意味を,広辞苑は「生存して活動すること.生きながらえること」としている.大辞林では「暮らしていること.暮らしていくこと.暮らし」である.
なるほど,生きて暮らすことが生活なのかと感慨深く思い,人様の生活にかかわるという仕事の重大さを改めて感じながら,「生活機能向上のための理学療法」という遠大なテーマに向かって筆を進めていくことにする.
さて,人の生活にかかわると言っても,理学療法士によってそのかかわり方は様々だろう.最先端の科学研究の場にある人,医療のまっただ中にいる人,保健や福祉の現場にある人,行政の机に向かっている人.このような理学療法士の誰もが人の生活機能の向上を願っていることは間違いないことである.ただその手法が異なるために,ときとして,理学療法士同士でありながら,連携がうまくいっていないこともあるように思う.
そこで本論では,まずはじめにADL(activities of daily living)について考えることを通して,異なる立場の理学療法士であっても誰もが人の生活にかかわっていることを再認識したうえで,具体的に生活機能向上のための理学療法について考えていくことにする.
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