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文献概要
講座 理学療法における標準(値)・3
頸髄症の回復過程とトレーニング
著者: 石田健司1
所属機関: 1高知大学附属病院リハビリテーション部
ページ範囲:P.565 - P.570
文献購入ページに移動 頸椎症性頸髄症(cervical spondylotic myelopathy;以下CSM)は,日本では最も頻度の高い脊髄障害であり,高齢者では容易に重症化して四肢機能が廃絶され生活の自立を奪う重要な疾患である.圧迫性脊髄症であるため除圧手術により症状回復の可能性はあるが,症例により回復の程度や速さは様々である.
今回,本疾患の術後リハビリテーションを行うにあたり,疾患の病態を理解し,その評価と予後推定に関して標準的データを提供できるよう,体性感覚誘発電位(somatosensory evoked potentials;以下SEP1~10))を用いて術後回復過程を評価した.
今回,本疾患の術後リハビリテーションを行うにあたり,疾患の病態を理解し,その評価と予後推定に関して標準的データを提供できるよう,体性感覚誘発電位(somatosensory evoked potentials;以下SEP1~10))を用いて術後回復過程を評価した.
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