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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル39巻10号

2005年10月発行

文献概要

特集 急性期に必要な薬物療法と理学療法

急性期神経疾患に必要な薬物療法と理学療法

著者: 井上悟1 鎌田理之1 橋田剛一1 松尾善美2 阿部和夫13

所属機関: 1大阪大学医学部附属病院リハビリテーション部 2神戸学院大学総合リハビリテーション学部理学療法学専攻 3大阪大学大学院医学系研究科情報統合医学講座

ページ範囲:P.851 - P.856

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はじめに

 本稿では急性期の神経疾患に必要な薬物療法と理学療法(以下,PT)について解説する.神経疾患の急性期にPTを行うためには,その神経疾患の病態を理解するとともに,神経内科医が行う薬物療法の内容について理解していることが重要である.特に神経疾患では,薬物療法により神経症状に大きな変化が認められる疾患やPTによる運動負荷量に十分配慮しなければならない疾患もある.

 ここでは,日常臨床現場で理学療法士が介入する可能性の高い代表的な急性期神経疾患(Guillain-Barré症候群,慢性炎症性脱髄性多発根神経炎,多発性硬化症,血管炎症候群,脳炎,重症筋無力症,筋炎)について具体的に症例をまじえながら,薬物療法とPTの実際について解説する.

参考文献

1)日本神経治療学会/日本神経免疫学会合同神経疾患治療ガイドライン委員会.神経免疫疾患治療ガイドライン.神経治療20:595-608,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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