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文献抄録
多発性硬化症患者におけるDynamic Gait Indexの信頼性
著者: 野田裕太1
所属機関: 1横浜市立脳血管医療センター
ページ範囲:P.933 - P.933
文献購入ページに移動目的:多発性硬化症患者(MS)の歩行中のバランス障害を評価する有効な手段は少ない.Dynamic Gait Index(DGI)は他のバランス評価との関連が報告されているものの,信頼性のある点数の報告は少ない.今回8課題からなるDGIがMS患者のバランス障害を評価する有効な手段であるかを,検者内,検者間信頼性を検討し,6.1m歩行時間と比較することで明確にする.
方法:拡張総合障害度2.0~6.0のMS患者10人を対象に短下肢装具,歩行補助具使用してのDGIの課題を行う様子をビデオにて撮影した.MS患者の担当経験がある理学療法士(PT)11人(経験年数4.5~13.5年)が2週間の間隔をあけた2回のビデオ視聴によりDGIを採点した.PTはビデオ視聴前に渡されるDGIの評価基準にそって採点し,2回目は対象者を替えて採点した.DGIと6.1m歩行時間の比較,検者間信頼性はPearson相関係数,検者内信頼性はクラス内相関係数(ICC)を用いて統計学的分析を行った.
方法:拡張総合障害度2.0~6.0のMS患者10人を対象に短下肢装具,歩行補助具使用してのDGIの課題を行う様子をビデオにて撮影した.MS患者の担当経験がある理学療法士(PT)11人(経験年数4.5~13.5年)が2週間の間隔をあけた2回のビデオ視聴によりDGIを採点した.PTはビデオ視聴前に渡されるDGIの評価基準にそって採点し,2回目は対象者を替えて採点した.DGIと6.1m歩行時間の比較,検者間信頼性はPearson相関係数,検者内信頼性はクラス内相関係数(ICC)を用いて統計学的分析を行った.
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