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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル39巻2号

2005年02月発行

文献概要

特集 実践能力を高めるカリキュラム

医療系教育における実践能力を高めるカリキュラム

著者: 吉田素文1

所属機関: 1九州大学医療系統合教育研究センター

ページ範囲:P.113 - P.118

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本稿では,効果的な臨床医学教育を目指し,国内の大学医学部で取り組まれている改革の試みについて,医学教育を受けた過去の記憶と,現在の教育改革を実施する側としての認識をもとに,その目的や背景,そして今何がどう変化しつつあるのかについて紹介する.

 筆者は1988年に大学医学部を卒業した後,大学の外科教室に入局し,卒後研修,薬理学の基礎研究,主に消化器疾患の臨床経験を経て,1996年以来,大学および大学間の医学教育カリキュラムの企画・運営および研究業務に従事している.

参考文献

1)東京女子医科大学テュートリアル委員会(編集):テュートリアル教育,篠原出版,1996
2)PBL organizationホームページ:http://www.pbli.org/
3)日本医学教育学会臨床能力教育ワーキンググループ(編):基本的臨床技能の学び方・教え方,南山堂,2002
4)吉田素文,本山 帝,他:診療参加型臨床実習への準備時期における学生の医療面接に関する実像と効果的な授業法の開発.医学教育33:312,2002
5)Barrows HS, et al:The programmed patient;a technique for appraising student performance in clinical neurology. J Med Educ 39:802-85, 1964
6)藤崎和彦,尾関俊紀:わが国での模擬患者(SP)活動の現状.医学教育30:71-76,1999
7)医学教育学会SP養成委員会(編):第6回SP養成者のためのワークショップ資料,2004
8)Harden RM, et al:Assessment of clinical competence using objective structured examination. Br Med J 1:447-451, 1975
9)臨床実習開始前の共用試験:共用試験実施機構,全国医学部長病院長会議,2003
10)栗原 敏,他:臨床実習開始前の医歯学生の臨床能力評価方法に関する調査研究 1 および 2 .平成13年度~14年度科学研究費助成金研究成果報告書(課題番号13800002),2003
11)神津忠彦:研究報告書「クリニカルクラークシップの導入とその問題点」,p3,1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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