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特集 実践能力を高めるカリキュラム 実践能力を高めるための特色ある理学療法教育方法
グループ学習や学年を超えた合同学習ならびに口頭試問等の試み
著者: 藤沢しげ子1 金子純一朗1 丸山仁司1
所属機関: 1国際医療福祉大学保健学部理学療法学科
ページ範囲:P.138 - P.141
文献購入ページに移動これらの目標を達成するため本学科では4年間で131単位以上を修得することとし,自学自習を学科の教育方針に掲げている.また1学年の定員は80名と多いことから,教育方法に様々な試みを行っている.その一つに本学では学年担当教員4名の他に,教員によるアドバイザー制を取り入れている.これは,1年生から4年生まで各学年からの約10名ずつの学生を一つのアドバイザー班としてまとめ,1名の教員が担当して,学生生活,臨床実習指導,勉学上の問題等全般にわたって,入学時から卒業までの4年間指導する制度である.一つのアドバイザー班は1年から4年までの学生約40名程度であり,学年を超えた交流が行われている.このアドバイザー制度を学生の実践能力を高めるための各種の取り組みに活用してきている.これまで学内教育において従来の小グループ教育の良さを失わず,かつ学生数の多さを利点とした教育方法を模索してきている.表にその一端を示すがここでは中でも特徴的な3教科について紹介する.
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