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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル39巻2号

2005年02月発行

文献概要

特集 実践能力を高めるカリキュラム 実践能力を高めるための特色ある理学療法教育方法

グループ学習や学年を超えた合同学習ならびに口頭試問等の試み

著者: 藤沢しげ子1 金子純一朗1 丸山仁司1

所属機関: 1国際医療福祉大学保健学部理学療法学科

ページ範囲:P.138 - P.141

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本学理学療法学科における教育目標は,学生が将来それぞれ保健・医療に貢献し,理学療法ならびに医学の発展に寄与することができるようになるため,卒業時に次の項目を達成することをねらいとしている.①将来理学療法の何れの領域に進む上にも必要な基礎知識と基本的技能を修得する.②生涯にわたって発展させるべき,保健・医療の専門職に必要な基本的態度・習慣を身につける.③医学的問題を理学療法との関連において正しく捉え,自然科学のみならず社会学的・心理学的方法を統合して解決するための基本的能力を習得する.④知識・技能・態度を自ら評価し,かつ自発的学習と修練によって,それらを向上し続ける習慣を身につける.

 これらの目標を達成するため本学科では4年間で131単位以上を修得することとし,自学自習を学科の教育方針に掲げている.また1学年の定員は80名と多いことから,教育方法に様々な試みを行っている.その一つに本学では学年担当教員4名の他に,教員によるアドバイザー制を取り入れている.これは,1年生から4年生まで各学年からの約10名ずつの学生を一つのアドバイザー班としてまとめ,1名の教員が担当して,学生生活,臨床実習指導,勉学上の問題等全般にわたって,入学時から卒業までの4年間指導する制度である.一つのアドバイザー班は1年から4年までの学生約40名程度であり,学年を超えた交流が行われている.このアドバイザー制度を学生の実践能力を高めるための各種の取り組みに活用してきている.これまで学内教育において従来の小グループ教育の良さを失わず,かつ学生数の多さを利点とした教育方法を模索してきている.表にその一端を示すがここでは中でも特徴的な3教科について紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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