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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル39巻2号

2005年02月発行

文献概要

特集 実践能力を高めるカリキュラム 実践能力を高めるための特色ある理学療法教育方法

特に情意領域教育について

著者: 天満和人1

所属機関: 1長崎リハビリテーション学院

ページ範囲:P.158 - P.161

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近年,理学療法士養成数が急増する中で,理学療法士の質がますます問われている.

 理学療法士養成校として要求されるのは,真に患者の立場で言動・行動でき,患者の構造・機能,活動,参加,の状況を適切に把握し,適切な思考過程の結果,現在考えられる最高の治療アプローチを適切に行うことができる基本的能力を身に付けた卒業生を輩出することである.最近の状況として,卒後教育が充実する中で,ともすれば,卒前教育においては実践能力を軽んじる風潮もなきにしもあらずである.しかし,卒後,公に認められた国家資格を有する専門職として責任ある立場で患者を担当する上では,認知領域,情意領域,精神運動領域の各分野での高い能力が求められる.具体的には患者への面接対応技法,口頭ならびに文章での適切な表現能力・基本的評価能力,全体的視野からの問題点の統合解釈能力,適切な治療プログラム作成能力,理学療法実践能力,リスク管理能力などが求められる.そこで,養成校としては,いかに実践能力を涵養するかという命題に迫られる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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