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プラクティカル・メモ
非麻痺側の下腿切断を合併した片麻痺患者の起居動作用補助具
著者: 真下英明1
所属機関: 1市立舞鶴市民病院
ページ範囲:P.162 - P.163
文献購入ページに移動今回の補助具は,片麻痺で非麻痺側によるベッド上起居動作および移乗動作が,非麻痺側下腿切断により困難となった症例の経験から,早期の動作獲得を目的として作製した.本症例は脳梗塞先行であったが,切断先行例が残存肢の麻痺に陥った際にも同様に使用できると考え紹介することとした.
1.補助具の説明
非麻痺側下肢に装着した断端ソックス(ソックス)と麻痺側下肢をベルトで繋ぎ,非麻痺側の動きで麻痺側を移動できる.本症例では,補助具の使用で麻痺側下肢の随意性が乏しい時期に,床上動作,車いす移乗が自立できた.ソックスの素材は,ベルトと皮膚との摩擦を少なくする目的でBIOSIL繊維を使用しているオズール社製を選択した.ベルトは常時装着し,皮膚との間に圧迫力がかかり過ぎないよう弾性のものを選択した.作製方法はソックスを履かせ,麻痺側下腿部と切断側の膝部以下にベルトを合わせ,マーキングし縫い合わせた(図1a).
1.補助具の説明
非麻痺側下肢に装着した断端ソックス(ソックス)と麻痺側下肢をベルトで繋ぎ,非麻痺側の動きで麻痺側を移動できる.本症例では,補助具の使用で麻痺側下肢の随意性が乏しい時期に,床上動作,車いす移乗が自立できた.ソックスの素材は,ベルトと皮膚との摩擦を少なくする目的でBIOSIL繊維を使用しているオズール社製を選択した.ベルトは常時装着し,皮膚との間に圧迫力がかかり過ぎないよう弾性のものを選択した.作製方法はソックスを履かせ,麻痺側下腿部と切断側の膝部以下にベルトを合わせ,マーキングし縫い合わせた(図1a).
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