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文献抄録
線維性筋痛症者に対する4つの認知・教育プログラムの比較
著者: 上村佐知子1
所属機関: 1秋田大学医学部保健学科理学療法学専攻
ページ範囲:P.198 - P.198
文献購入ページに移動線維性筋痛症のような慢性痛患者の日常遂行能力に関する報告は少ない.これらに対し,症状軽減ばかりでなく痛みと日常生活を調整するサポートが必要である.本研究の目的は,プログラム形態に対する成果を検討するために,総時間数やスタッフ・患者の接触時間を変化させて,教育・認知原則に基づいた4つのプログラムを評価することにある.
対象は,191名の長期の線維筋痛症患者であり,各プログラムに割り振られた.(プログラム1:6か月:情報提供,ディスカッション,活動.プログラム2:3か月:情報提供,ディスカッション,温水治療等.プログラム3:10週間:痛みの生理,コーピング戦略の講義,各トレーニング,マッサージ,自主トレーニング等の包括的なリハビリテーションプログラム.プログラム4:6週間:情報提供,ディスカッション,各トレーニング,職業・エネルギー調整,ADL練習等のチームリハプログラム.)すべて医師の診断・管理の元,BDI,FIQ,SF-36,RAI,CSQ,ASES,QOLSのテストバッテリーを用い,プログラムの前後と1年後の追跡で調査された.
対象は,191名の長期の線維筋痛症患者であり,各プログラムに割り振られた.(プログラム1:6か月:情報提供,ディスカッション,活動.プログラム2:3か月:情報提供,ディスカッション,温水治療等.プログラム3:10週間:痛みの生理,コーピング戦略の講義,各トレーニング,マッサージ,自主トレーニング等の包括的なリハビリテーションプログラム.プログラム4:6週間:情報提供,ディスカッション,各トレーニング,職業・エネルギー調整,ADL練習等のチームリハプログラム.)すべて医師の診断・管理の元,BDI,FIQ,SF-36,RAI,CSQ,ASES,QOLSのテストバッテリーを用い,プログラムの前後と1年後の追跡で調査された.
参考文献
Henriksson C, et al:Evaluation of four outpatient educational programmes for patients with longstanding fibromyalgia J Rehabil Med 36:211-219, 2004
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