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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル39巻2号

2005年02月発行

文献概要

文献抄録

脳卒中急性期患者(発症後3週間以内)と慢性期患者(発症後6か月以上)における立位バランスと対称性の測定の関係

著者: 吉川奈美子1

所属機関: 1横浜市立脳血管医療センターリハビリテーション部

ページ範囲:P.199 - P.199

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目的:バランスの評価は,脳卒中者の評価に不可欠の要素である.The Functional Standing Balance Scale(FSBスケール)は脳卒中者の姿勢コントロールとバランスを評価するものであり,体重分布・静的バランス・動的バランスの3つの構成要素から成り立っている.この研究の目的は,脳卒中急性期患者と慢性期患者に対する,FSBスケールの結果とフォースプラットホームによる姿勢動揺と左右対称性の測定結果を比較して,FSBスケールの妥当性を調査することである.

 対象と方法:入院中の脳卒中急性期患者(発症後1~3週)26名,外来通院中の脳卒中慢性期患者(6か月~13年)28名を対象とした.選定基準は,介助なしで30秒間の立位保持が可能で,指示が理解可能な者とした.FSBスケールとフォースプラットホームの測定は同日に行われ,FSBスケールの結果とフォースプラットホームによる姿勢動揺と左右対称性の測定結果は,スピアマン順位相関係数およびピアソンの相関係数で分析した.

参考文献

Pyoria O, et al:Relationships between standing balance and symmetry measurements in patients following recent strokes(3 weeks)or older strokes(6months). Phys Ther 84:128-136, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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