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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル39巻4号

2005年04月発行

文献概要

文献抄録

プレフォード・スタディ:ドイツ国内のフォードモーター社の職員における,心血管イベントのリスクの前方視的コホート研究(全体の集団)ならびに心血管疾患の一次予防の多施設介入の前方視的無作為化対照研究(ハイリスク集団)

著者: 佐々木誠1

所属機関: 1秋田大学医学部保健学科理学療法学専攻

ページ範囲:P.382 - P.382

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プレフォード・スタディは,心血管疾患の一次予防のリスク管理に基づくガイドラインを評価するための多施設による前方視的コホート研究である.さらに,特別な介入プログラムの効果を分析するために,対照群を置いた無作為化試験をデザインする.対象は,ドイツ国内のフォード社などの職員40,000名である.10年間追跡し追跡の最初の終了点で,1.新たに開発され確立されているリスクスコアの評価と比較,2.心血管疾患のリスクファクターの相互的な影響,3.最初の終了点においてハイリスクグループに対して,ガイドラインが示している最適な薬物療法と共に,新たに職業的活動と一体化した歩行リハビリテーションプログラムを導入した場合の効果,4.狭心症の発症,脳循環不全の発生,末梢性動脈閉塞疾患の発生,ならびにこれらによる入院,単一の心血管のリスクファクターと費用便益分析に加えて,死亡,心筋梗塞,脳卒中に対するこの介入の2番目の終了点における効果を調査する.

 研究期間の最初に,理学的データとライフスタイルの相違から心血管のリスクを体系的にスクリーニングする.これらのデータに基づき,対象者をヨーロッパ心臓学会のリスクスコアに従って3つのリスクグループに分類する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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