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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル39巻4号

2005年04月発行

文献概要

文献抄録

COPD患者における吸気筋トレーニングの維持:1年間のフォローアップ

著者: 佐竹將宏1

所属機関: 1秋田大学医学部保健学科理学療法学専攻

ページ範囲:P.382 - P.382

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目的:慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の多くは,吸気筋トレーニング(IMT)によって息切れや運動能力が改善する.しかし,IMTの長期効果についてはほとんど研究されていない.本研究では,IMTによる短期間と長期間の効果について,吸気筋能力(筋力と持久力),運動能力,呼吸困難感から検討した.

 方法:38名のCOPD患者(男性31名)に3か月間の基礎的なIMTを行った(ステージ1)後,維持的なIMTを行うグループと,極低負荷のトレーニングを行うグループに無作為に分け,次の1年間トレーニングを続けた(ステージ2).ステージ1では,週6回,一日30分,スレショルドIMTを用い,負荷量は最大吸気口腔内圧(PImax)の15%から徐々に高め,残りの2か月は60%を維持した.ステージ2では2群に分け,ひとつのグループは週3回,PImaxの60%の圧で1年間(IMT群),もうひとつのグループは7cmH2Oの一定圧で1年間(コントロール群),トレーニングを続けた.本研究はステージ1と2を合わせて15か月間行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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