文献詳細
文献概要
特集 回復期リハビリテーション病棟における理学療法
回復期リハビリテーション病棟における機能障害への取り組み
著者: 伊藤克浩1
所属機関: 1山梨温泉病院理学療法課
ページ範囲:P.407 - P.412
文献購入ページに移動昨今,回復期リハビリテーション病棟において専従理学療法士として病棟に常駐する理学療法士の数が増えつつある.それらの理学療法士たちは生活の支援者として実際のADLに介入し,その実施状況を把握し,そして改善・定着させる役割を担っており,一日の運動量や生活リズムまで把握して生活そのものに関わることで様々な成果をあげている.
一方で急性期病院の在院日数の短縮などに伴い,回復期リハビリテーション病棟の利用対象者はより発病から間もない症例に移行しつつあり,理学療法士として生活支援・実用的機能の定着のみならず,機能障害の改善に取り組むべき症例の割合も増えてきた.また,理学療法の専門性を回復期リハビリテーション病棟の中でどのように発揮できるのかといったことも理学療法士の存在価値にかかわる重要なテーマである.理学療法士は移動や起居動作等の専門家として,その知識や技術を発揮することで対象者の自立支援に貢献できる存在でありたい.そこで今回は主に成人片麻痺者の病棟における起居動作の問題に焦点を当て,病棟において機能障害の改善に取り組む際の要点を考えてみたい.
一方で急性期病院の在院日数の短縮などに伴い,回復期リハビリテーション病棟の利用対象者はより発病から間もない症例に移行しつつあり,理学療法士として生活支援・実用的機能の定着のみならず,機能障害の改善に取り組むべき症例の割合も増えてきた.また,理学療法の専門性を回復期リハビリテーション病棟の中でどのように発揮できるのかといったことも理学療法士の存在価値にかかわる重要なテーマである.理学療法士は移動や起居動作等の専門家として,その知識や技術を発揮することで対象者の自立支援に貢献できる存在でありたい.そこで今回は主に成人片麻痺者の病棟における起居動作の問題に焦点を当て,病棟において機能障害の改善に取り組む際の要点を考えてみたい.
掲載誌情報