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特集 回復期リハビリテーション病棟における理学療法
回復期リハビリテーション病棟における作業療法士との協業
著者: 須藤恵理子1 千田富義1
所属機関: 1秋田県立リハビリテーション・精神医療センター
ページ範囲:P.413 - P.418
文献購入ページに移動回復期リハ病棟ができる前は,急性期患者や重度障害患者の理学療法をベッドサイドで行うこともあったが,主として理学療法室で機能改善に向けた治療を行っていた.しかし,患者が理学療法室で過ごすのは1日のうちわずかな時間であり,1日の大部分は病棟で生活している.病棟は治療や休息の場と考えられることが多く,獲得した機能を病棟生活で活用することが不十分な場合もあった.そのため,「できるADL」と「しているADL」の解離が議論されることも多かった.理学療法士は理学療法室を中心に活動しているので,病棟生活を十分に把握しにくい状況にあり,理学療法士と看護師がより協力できる体制を作ることが必要となっていた.
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